BGPコンフェデレーション

BGPコンフェデレーション

BGPコンフェデレーション(BGP Confederation)は、大規模なAS(自律システム)を管理する際に、ASを複数の小さなサブASに分割し、それらを1つの大きなASとして外部に見せる技術です。この技術は、特にIBGPのフルメッシュ接続の問題を解決し、BGPピアの管理を効率化するために使用されます。

BGPコンフェデレーションの背景

通常、BGPではフルメッシュ接続がIBGPルータ間で必要ですが、ネットワークが大規模になると、IBGPのフルメッシュの数が膨大になり、管理が困難になります。BGPコンフェデレーションは、ASを内部でサブASに分割し、それぞれを管理することで、IBGPのフルメッシュ要件を緩和し、ネットワークの管理を簡素化する手法です。

  • 外部には1つのASとして見える: BGPコンフェデレーションを使用すると、サブAS間で通信しているルータは、内部的には別々のAS番号を持ちますが、外部には1つの大きなASとして見えるようにします。
  • フルメッシュの緩和: サブAS内でフルメッシュ接続を持つ必要がありますが、異なるサブAS同士ではフルメッシュ接続を持たなくてもよくなり、ネットワークの効率を上げることができます。

BGPコンフェデレーションの設定

基本構文

BGP ルータ設定モードに入ります。
Router(config)#router bgp autonomous-system

コンフェデレーション全体のAS番号を指定します。
Router(config-router)#bgp confederation identifier autonomous-system

同じコンフェデレーション内に属する他のサブAS番号を指定します。
Router(config-router)#bgp confederation peers autonomous-system [autonomous-system …]

設定例


各ルータでBGPネイバー関係が確立してRouter2でRouter7のループバックアドレスまで疎通ができるようになっています。

「show ip bgp」コマンドを使用してBGPのネットワーク情報を確認すると、サブASについては()で表示されるようになっています。