BGP ルートダンプニング
BGPの不安定なルート(フラッピングするルート)を抑制するための機能を有効にします。この機能は、頻繁にアップダウンを繰り返す不安定なルートをBGPルーティングテーブルから一時的に除外することで、ネットワーク全体の安定性を保つために使用されます。
BGPのフラッピングとダンペニングの背景
- ルートフラッピング: BGPにおいて、ルートフラッピングとは、ある経路が頻繁にアップダウンを繰り返す現象を指します。これにより、BGPの更新が頻繁に行われ、ルータに余分な負荷がかかり、ネットワーク全体に悪影響を与える可能性があります。
- ダンプニング(Dampening): ダンプニング機能は、一定の閾値に達した不安定なルートをルーティングテーブルから一時的に抑制し、フラッピングの影響を緩和します。抑制されたルートは安定性が確認されるまで広告されなくなりますが、時間が経つと徐々に再度広告されるようになります。
ルートダンプニングの設定
基本構文
BGP ルータ設定モードに入ります。
Router(config)#router bgp autonomous-system
BGP ルート ダンプニングを有効にします。
Router(config-router)#bgp dampening
(オプション) ルート減衰係数のデフォルト値を変更します。
Router(config-router)#bgp dampening half-life reuse suppress max-suppress
| コマンド | 内容 |
|---|---|
| half-life | ペナルティが半減するまでの時間(通常、分単位)。 |
| reuse | ペナルティがこの値以下になると、ルートの抑制が解除され、再度広告されます。 |
| suppress | この値を超えると、ルートが抑制されます。 |
| max-suppress | ルートが抑制され続ける最大時間。 |