EIGRPの認証

EIGRPの認証とは

EIGRPの認証は、EIGRPネットワーク内で、ルーター間で交換されるルーティング情報の信頼性を確保するためのセキュリティ機能です。この機能は、EIGRPルーターが受信したパケットが正当な送信者からのものであることを確認し、不正なルーティングパケットや悪意のあるパケットが受信されないようにする役割を果たします。

EIGRPではMD5認証のみをサポートしています。

EIGRPの認証の設定

1.キーチェーンの作成

キー チェーンを定義し、キー チェーン設定モードに入ります。
Router(config)#key chain name-of-chain

キー チェーン上の認証キーの番号を識別します。キーの範囲は 0 ~ 2147483647 です。キー識別番号は連続している必要はありません。
Router(config-keychain)#key number

キー文字列を識別します。
Router(config-keychain-key)#key-string text

キーを受信できる期間を指定します。(任意)
Router(config-keychain-key)#accept-lifetime start-time {infinite | end-time | duration seconds}

キーを送信できる期間を指定します。(任意)
Router(config-keychain-key)#send-lifetime start-time {infinite | end-time | duration seconds}

コマンド内容
start-timeキーの有効性が開始する日時を指定します。フォーマットはhh:mm:ss Month date year または hh:mm:ss date Month year です。
infiniteキーの有効期間が無期限であることを示します。
end-timeキーの有効期間が終了する日時を指定します。フォーマットはhh:mm:ss Month date year または hh:mm:ss date Month year です。
duration secondsキーの有効期間を秒単位で指定します。

2.インターフェースへの認証の適用

作成したキーチェインをインターフェイスに適用します。

Router(config)#interface interface-id

Router(config-f)#ip authentication mode eigrp autonomous-system md5

Router(config-f)#ip authentication key-chain eigrp autonomous-system key-chain

3.動作確認

Router1で認証の設定をします。Router2では認証の設定をしていないのでネイバーがダウンします。

Router2でも同様に認証の設定をします。認証が成功したことによりネイバー関係がアップしました。

問題なくネイバー関係が確立しています。

参考文献

Basic IP Routing

IP Routing: Protocol-Independent Features