PIM スタブ ルーティング
PIM スタブ ルーティングは、リソース使用量を削減し、ディストリビューションとアクセス層間でマルチキャストルーティングをサポートします。PIM パッシブインターフェイスは、IGMPトラフィックのみを通過し、PIM制御トラフィックを通過させません。
マルチキャスト配信ツリーの概要
ソースツリー
- ソースツリーは、ソースホストにルートがあり、受信者までスパニングツリーを形成する形式の配信ツリーです。ネットワーク上の最短パスを使用するため、最短パスツリー(SPT)とも呼ばれます。
- ソースツリーの利点は、最適なパスを提供するためネットワーク遅延が少ないことです。ただし、各ソースのパス情報を維持する必要があり、ルーターのリソースに負担がかかります。
共有ツリー
- 共有ツリーは、ネットワーク内の共通ルート(ランデブーポイント, RP)を使用します。ソーストラフィックはまずRPに送信され、次に受信者に転送されます。
- 共有ツリーの利点は、必要な状態が最小限で済み、メモリ要件が軽減されることです。ただし、送信元と受信者間のパスが最適でない場合、遅延が発生する可能性があります。
マルチキャストルーティングの動作
- ユニキャストルーティングとは異なり、マルチキャストルーティングでは送信元は任意のホストグループにトラフィックを送信します。ルーターはアップストリームとダウンストリームの方向を判断し、パケットを複製して適切なダウンストリームパスに転送します。
ソースツリーと共有ツリーの切り替え
- デフォルトでは、グループのメンバーは共有ツリーを使用しますが、データレートが高い場合、リーフルーターはソースツリーに切り替えることができます。
- この切り替えは最初のデータパケットを受信したときに発生し、共有ツリーからソースツリーへの移行が行われます。
PIM スタブ ルーティングの有効化
PIM スタブ ルーティングを有効にするインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。
Switch(config)#interface interface-id
インターフェイスに PIM スタブ機能を設定します。
Switch(config-if)#
偽の RP への参加メッセージの防止
show running-config コマンドを使って、ip pim accept-rp コマンドがネットワーク全体で設定されているかを確認します。設定されていない場合、後で対処します。すでに設定されているルータやスイッチでは、新しいRPを受け入れるために再設定が必要です。
ip pim accept-rp auto-rp コマンドを使用すると、Auto-RPでアドバタイズされたすべてのRPを受け入れ、それ以外のRPをデフォルトで拒否します。
スパースモードの全インターフェイスはデフォルトRPを使用し、グループ224.0.1.39と224.0.1.40をサポートします。これらのグループを使用してRPマッピング情報を収集・配布します。
着信 RP アナウンスメント メッセージをフィルタリングします。ネットワーク内の各マッピング エージェントでこのコマンドを入力します。このコマンドがない場合、すべての着信 RP アナウンス メッセージがデフォルトで受け入れられます。
Switch(config)#
| rp-list access-list-number | group-list access-list-number 変数で指定されたグループ範囲に対して許可される場合に受け入れられる候補 RP アドレスのアクセス リストを設定します 。この変数を省略すると、フィルタはすべてのマルチキャスト グループに適用されます。 |
標準アクセス リストを作成し、コマンドを必要な回数だけ繰り返します。
Switch(config)#
| access-list-number | 前の手順で指定したアクセス リスト番号を入力します。 |
| deny | 条件が一致した場合にアクセスを拒否します。 |
| permit | 条件が一致した場合にアクセスを許可します。 |
| source | RP が使用されるマルチキャスト グループ アドレスを入力します。 |
| (オプション) source-wildcard | ソースに適用するワイルドカード ビットをドット付き 10 進表記で入力します。無視するビット位置に 1 を配置します。 |