メールを受信するプロトコルにはPOPとIMAPがあります。これらの特徴を見ていきます。
POP3
POP(Post Office Protocol)とは、受信メールサーバにあるメールをダウンロードしてメールを確認するプトロコルです。POP3というものが主流でPOPのバージョン3です。ポート番号は110を使用します。

メールサーバにあるメールをダウンロードするので、メールサーバの容量を節約することができます。
ただしデメリットとしてダウンロードしていない別の端末ではメールを確認することはできません。
POP3のシーケンス

| コマンド | 内容 |
| USER | 認証のユーザー名の送信 |
| PASS | 認証のパスワードの送信 |
| STAT | メールの数とサイズの問い合わせ |
| LIST | メールのそれぞれのサイズの問い合わせ |
| RETR | 指定したメッセージのダウンロード |
| DELE | 指定したメッセージの削除 |
| QUIT | 通信の終了 |
APOP
APOP(Authentication Post Office Protocol)とは、POPで認証に使用するユーザ名やパスワードを暗号化する仕組みです。ポート番号はPOP3と変わらず110です。
APOPは暗号化にMD5を使用します。ただMD5は脆弱性が見つかっており現在は使用しないよう推奨されておりAPOPもほとんど使用されていません。
POP3S
POP3S(POP3 over SSL/TLS)とは、POP3とSSL/TLSを組み合わせて認証情報やメールの通信を暗号化する仕組みです。
POP3による接続前にクライアントとサーバの間でSSL/TLSによる暗号化された通信経路の作成を行いPOP3の通信をその暗号化された経路を使用して行う仕組みです。ポート番号は995を使用します。
IMAP4
IMAP(Internet Message Access Protocol)とは、メールサーバで受信したメールをサーバにアクセスして確認するプロトコルです。POPが端末にダウンロードする形式と比べてIMAPはダウンロードしません。
メールサーバにメールを確認しに行くので1つのアドレスに対して複数の端末でメールを確認することができます。ただし、メールサーバにメールをずっと保存していないといけないので容量の圧迫になります。
ポート番号は143を使用します。
IMAP4とはIMAPのバージョン4です。現在IMAPといった場合はIMAP4を指すことが多いです。
IMAPS
IMAPS(IMAP over SSL\TLS)とは、IMAP4とSSL/TLSを組み合わせて認証情報やメールの通信を暗号化する仕組みです。
IMAP4による接続前にクライアントとサーバの間でSSL/TLSによる暗号化された通信経路の作成を行いIMAP4の通信をその暗号化された経路を使用して行う仕組みです。ポート番号は993を使用します。