HQoSとは
HQoSは、従来のQoS設定を拡張し、複数のレベルでトラフィック制御を行うことができます。具体的には、親ポリシーと子ポリシー(あるいはネストされたポリシー)を使用して、複数の階層で帯域幅の制御やキューイング、ポリシング、シェーピングを行います。
- 親ポリシー: トラフィック全体に対する制御を行います。例えば、全体の帯域幅の上限を設定したり、トラフィックをシェーピングします。
- 子ポリシー: 親ポリシーの中でさらに細かいトラフィッククラスに対して、特定のQoS設定を行います。例えば、特定のアプリケーショントラフィックに優先的な帯域幅を割り当てたり、特定のトラフィッククラスをポリシングします。
設定例
全体のトラフィックに対して5 Mbpsのシェーピングを適用して、シェーピングされたトラフィックのVoIPトラフィックに対して1Mbpsの優先帯域幅を割り当てます。
R1(config)#class-map match-any VOIP_TRAFFIC
R1(config-cmap)#match dscp ef
R1(config-cmap)#exit
R1(config)#policy-map CHILD_POLICY_VOIP
R1(config-pmap)#class VOIP_TRAFFIC
R1(config-pmap-c)#priority 1000
R1(config-pmap-c)#exit
R1(config-pmap)#policy-map PARENT_POLICY
R1(config-pmap)#class class-default
R1(config-pmap-c)#shape average 5000000
R1(config-pmap-c)#service-policy CHILD_POLICY_VOIP
R1(config-pmap-c)#exit
R1(config-pmap)#interface GigabitEthernet0/1
R1(config-if)#service-policy output PARENT_POLICY