OSPFのエリアについて

OSPFのエリアとは

OSPFルータを論理的にグループ分けしたものとなります。1つのOSPFルータは複数のエリアに所属することができ、そのOSPFルータが境界となっています。

OSPFルータの種類

OSPFルータは自身が所属しているエリアによってルータの種類が分類されます。
ルータによっては複数の種類を兼ねることもあります。

ルータの種類内容
内部ルータすべてのインターフェイスが同一のエリアに所属しているルータ
バックボーンルータバックボーンエリアに所属しているルータ
ABR(Area Border Router)複数のエリアに所属しているルータ。
エリア間の経路情報の交換を行う。
ASBR(AS Boundary Router)OSPFと別のネットワークの両方に接続しているルータ。
OSPFと別のネットワークの経路情報の交換を行う。

エリアの種類

OSPFは以下の6種類のエリアで構成されます。基本的に使用されるのはバックボーンエリアと標準エリアです。

エリアの種類内容
バックボーンエリアすべてのエリアと接続しているエリア。
基本的にすべてのエリアがバックボーンエリアに接続できるようにエリア設計を行う
標準エリアバックボーンエリア以外の基本的なエリア。
スタブエリアASBRから受信する外部ルートをデフォルトルートとして通知されるエリア。LSAタイプ5を受信しない。受信するLSAの数を減らすことで通信の負荷を減らす。
トータリースタブエリアASBRから受信するLSAタイプ5だけではなく、ABRから受信するエリア間のルート(LSAタイプ3)もデフォルトルートとして通知されるエリア。
スタブエリアと比べて受信するLSAの数を減らす。
NSSAASBRが存在しているスタブエリア。ASBRから直接受信した外部ルートはLSAタイプ7として受信して、ほかのエリアに送信するときにLSAタイプ5に変換して送信する。
トータリーNSSAASBRが存在しているトータリースタブエリア。ASBRから直接受信した外部ルートはLSAタイプ7として受信して、ほかのエリアに送信するときにLSAタイプ5に変換して送信する。
NSSAと比べて受信するLSAの数を減らす。